2007年06月10日
逃げた以蔵
西村望・著。祥伝社文庫。
「丑三つの村」の人気作家が幕末のマイクマンとも
土佐の要蔵ともいわれるあの以蔵を主人公に。
彼にとってのドン・キングともいうべき武市半平太が政争に敗れ
「土居鉄蔵」→「無宿人鉄蔵」と零落した
後の京都での暮らしを、割ととぼけた筆致で
描きます。
ホームレスの桂さんに金を借りにいったり
人斬り仲間の新兵衛をなつかしんだり
するあたりが特に面白かったですね。
まあ最後は首をちょん切られてさらされちゃうわけですが
あーあって感じで悲惨すぎるかかれ方もしてなく。
数ある以蔵本の中でも、個人的には
一番好きかもです。
「丑三つの村」の人気作家が幕末のマイクマンとも
土佐の要蔵ともいわれるあの以蔵を主人公に。
彼にとってのドン・キングともいうべき武市半平太が政争に敗れ
「土居鉄蔵」→「無宿人鉄蔵」と零落した
後の京都での暮らしを、割ととぼけた筆致で
描きます。
ホームレスの桂さんに金を借りにいったり
人斬り仲間の新兵衛をなつかしんだり
するあたりが特に面白かったですね。
まあ最後は首をちょん切られてさらされちゃうわけですが
あーあって感じで悲惨すぎるかかれ方もしてなく。
数ある以蔵本の中でも、個人的には
一番好きかもです。
Posted by アヌビスすけきよ at 14:06│Comments(0)
│以蔵本